8697日本取引所グループより配当金と株主優待を頂きました!
この会社の2020年6月19日時点での株価は1株2,385円です。
これを例にして配当利回りと優待利回りについて解説してみました。
※簡単のため購入時の手数料や、配当金の税金などは無視することにします。
配当利回りとは?
株価に対して、どれだけの配当金をもらえるか、ということを示す数値です。
配当利回り(%) = 配当金額 ÷ 株価 × 100
日本取引所グループの2019年度の配当金は、中間と期末を合わせて1株当たり54円でした。
この計算式に当てはめると、
配当金54円 ÷ 株価2,385円 × 100 = 2.26% となります。
この計算式で分かる通り、
配当金が上がれば、配当利回りも上がり、
配当金が下がれば、配当利回りも下がります。
また、
株価が上がれば、配当利回りは下がり、
株価が下がれば、配当利回りは上がります。
優待利回りとは?
配当利回りと同じような考え方となりますが、
優待利回りとは、株価に対して、どれだけの株主優待をもらえるか、ということを示す数値です。
優待利回り(%) = 株主優待金額 ÷ 株価 × 100
ここで気を付けないといけないのが、基本的に株主優待は100株以上所有している場合に、
もらえます。(会社によっては1株からもらえる優待もあります。)
日本取引所グループの場合、100株以上でクオカード1,000円分もらえます。
この計算式に当てはめると、
株主優待金額1,000円 ÷ 株価2,385円×100株 × 100 = 0.41% となります。
何が分かるの?
業種によって、配当利回りや優待利回りの平均があります。
その平均より高いか低いかで投資をする判断の材料となります。
また、その会社の業績が落ちてきているのに、高い配当利回りや優待利回りだと、
減配(配当金が減らされること)や株主優待廃止のリスクがあります。
低すぎると、もっと他に利回りのいい会社に投資した方がいいのかもしれません。
そういった判断の手助けとなります。
銀行にお金を預けておくだけだと…
これは私も株式投資を始めるまで気づきませんでした。
銀行預金の利率をご存じでしょうか?
メガバンクと呼ばれる三菱UFJ銀行の定期預金利率は、いくら預入していても0.002%です。
(2020年6月19日現在)
日本取引所グループを100株購入(238,500円)した場合と比べてみましょう。
この定期預金に1年預入した場合もらえる利息は、
238,500円 × 0.002% = 4.77円
わずか4.77円です。
では配当金と優待はいくらでしょうか?
配当金 54円 × 100株 = 5,400円
株主優待 1,000円 合計6,400円
差は歴然です。
株式投資は確かに値下がりのリスクはあります。
投資に絶対はありません。
しかし、日々刻々と動いている株価の低いところで購入できれば、
これほど割のいいものは無いと思いませんか?
株価の低いところで購入するというのが一番難しいことですが、
株式投資の醍醐味でもあります。
個人の投資家は株を買うのに急ぐ理由はありません。
まとめ
配当利回り(%) = 配当金額 ÷ 株価 × 100
優待利回り(%) = 株主優待金額 ÷ 株価 × 100
ネットで検索すれば、色々な銘柄の利回りかすぐに出てきますので、
この計算式は覚える必要はありませんが、
理屈を覚えておくといいと思います。
以上、ありがとうございました。
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